今年3月にリリースしたミニアルバム「プンスカピン!」
「プンスカピン!」には、70年代を代表するグループ「
(敬称略)
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Rockon Social Club
寺岡呼人コメント
音楽という文化は本当に凄いと思う。
僕たちの世代が幼い頃にブラウン管で観ていた人や、高校生の多感な時期に聴いていた人と、「音」を通じて一瞬にして繋がれる。これは、音楽だけの特権だと思う。
音楽をやっていると、大変なことも多いが、時々こんな「魔法」にかかる瞬間がある。
“堺正章”というバンドの先駆者であり、エンターテインメントの頂点にいる人とのセッション。僕たちが高校生の頃に聴いていた“大友康平”、“NOKKO”、“デーモン閣下”、“野村義男”、そして、僕たちよりも下の世代の“MISIA”、“氣志團”とのセッション。俳優という別世界で活躍する“段田安則”。そして1番歳下でもある“亀梨和也”。
9組の“SHOW MAN”と作り上げたこのアルバムは、制作中も「音楽の魔法」の連続だった。
バンドとしての先輩でもある大友康平さんとはBARでたまたまお会いしたことがきっかけだった。お互い堺正章さんのライブに行っていた後で、ビックリするほど話が盛り上がって、思わず連絡先を聞き、今回の企画のお話をさせていただいた。
大友さんが若い頃通っていたBARの話から曲を書かせてもらった。
NOKKOさんは「ロックをやろう」という事になり、僕なりのNOKKOさんへのリスペクトを込めて、今の年齢だからこそ心に染みるロックナンバーを。
デーモン閣下は、サウンドもアレンジもメタルなのに、歌詞はラブソングというナンバーを歌ってもらい、これがまた今までにない歌の世界観になったと思う。
MISIAさんとは以前参加させてもらった「傷だらけの王者」を、RSC ver.として僕らがAメロを歌い、よりコラボ感が増した一曲が完成した。
氣志團のメンバーは、「スパイダーズ~ハウンドドッグ~レベッカ~男闘呼組」というバンドの系譜でいう1番下の世代のバンドになるが、敢えてロックンロールど真ん中のナンバーを作り上げた。
Rockon Social Clubのメンバーは、役者としても活躍していて、段田安則さんとのセッションは僕らしかできないんじゃないかと思う。
そして、男闘呼組メンバーの後輩でもある亀梨和也さん。これも僕たちしかできない奇跡の組み合わせだと思う。「亀の恩返し」という着想から、どの世代も共感できる名曲が生まれた。
最後は、野村義男さん。レコーディングには昭次君も立ち会ってくれ、「Still Rockin’」の歌い出しの“エレキギターかき鳴らすRock’n Roll Heroオレの運命を変えた”という昭次君の歌の合いの手でギターをレコーディングしている、野村さんを見て感動していたのが印象的だった。
実際、昭次君にとっての“運命を変えた“Rock’n Roll Hero”が40年近く経って、ギターで参加してくれている。
その光景こそ、まさに時を超えた「魔法」の瞬間だった。
是非、僕たちの「音楽の魔法」に没入体験してみてください。
寺岡呼人